今週の気になる記事（2024年9月1-7日）
「時間は飛び去るものではなく、私たちがそれを見逃しているだけだ。」は、ストーリーテラーであるマシュー・ディックスが著書『Stories Sells』からの引用です。私たちが見過ごしている投資リスク、配当利回り、預金収益、投資テーマに関するいくつかの記事がありました。NY連邦準備銀行によるプロの予測に関する記事は興味深かったです。
認識するのが難しい現象のひとつに「べき乗則」があります。Our World in Dataは好例です。
岐阜の岩村は黒澤映画のような風景を残しています。とてもおすすめです。
投資関連
「配当に目を奪われると…。（WSJ）:足元、S&P500の配当利回り（配当/株価）は約2%です。一方、超高配当ETFの利回りは11%。本当にうまい話かと思いきや、落とし穴があります。
「金利が下がると詐欺師が現れる」（WSJ）:「『うまい話にはおそらく裏がある』という古い決まり文句は間違っています。実際には、『うまい話には間違いなく裏があります』」
「世界で最も人気のある投資テーマでお金を失う方法」（WSJ）:
「どうすれば良いか？少なくとも、ファンドの名前だけで買わないこと。保有銘柄、追随する指数、その構造を見て、実際にそれが言う通りのことをしているかを考慮しましょう。そして、そのアイデアがすでにどれだけ高価になっているかも考えてみてください... しかし最も重要なのは手数料を見ることです。これらは、広範な市場インデックスファンドの何倍も高く、タイミングの悪い歴史を考慮すると、多くの人には支払う価値がないかもしれません。」
「日本株のボラティリティが投機家を追い払い、長期投資家を引き寄せた」（Nikkei Asia）: 2024年8月6日に「証券会社やメディア以外に誰が儲けたのか？」と投稿しました。日本の機関投資家が機動的に投資したようです。
「マレーシア株式市場」（Yahoo Finance）: ノーマークでした。
プロの予測 (NY Fed): 1年以上先の未来について予測するのは難しいです。
持続性
「投資家、食物連鎖における抗生物質使用削減の呼びかけを強化」（FT）: 新しい抗生物質を見つけ、インフラを改善し、脅威を監視することは、革新者や起業家（および投資家）によって解決できます。リスクは現実であり、緊急性も現実であるため、解決策はすぐそこにあるはずです。
「FAOの食品価格指数」（FAO）: 過去10年と比較してかなり安定しているようです。良いニュースです。
「良質のデータに頼ればより多くの子供の命を救うことができる」（Our World in Data）:
「最も効率的な慈善団体は、平均的な団体よりも少しだけ良いのではなく、とても、とても、とても効率が良いのです。世界をより良くしたいと考えている人にとって、これは世界について知るべき最も重要な事実の一つだと思います。」
「元BP幹部、アフリカ最大のマングローブプロジェクトの承認を得る」（BNN Bloomberg）:「アラブ首長国連邦を拠点とするブルーフォレスト社は、シンガポールの2倍の面積の特許地域に2億本のマングローブを11月から植える予定です。このプロジェクトの資金調達は、沿岸の木々が吸収する炭素に基づいて排出オフセットを事前販売することで行われています。」
「日本、アンモニアと石炭の共燃プロジェクトで静かに先頭に立つ」（Nikkei Asia）:
この計画の真の素晴らしさは、共燃焼による排出削減だけでなく、グリーンアンモニアを実現可能にするために必要な持続的な需要を生み出すことにあります。このプロジェクトが成功することを願っています。
「日本のグローバルガス帝国が気候変動への懸念を呼び起こす」（Bloomberg）:
「日本政府の熱心な支援を受けて、日本の企業は老朽化した、もはや融資不可能な石炭発電所をガスに置き換えたいと考えている国々に対して完全なパッケージを提供しています。日本のエンジニアリング企業は技術と部品を提供し、ユーティリティ会社は燃料を提供し、銀行は融資を提供します。」
「日本の20世紀初頭のタイムカプセル村」（日本大正村）: 日本の中心にある小さな博物館を訪れる途中で、1916年の古い英語の教科書に出会いました。意図せずに訪れた場所でしたが、平和と自由貿易が効果的であるという経済的な真実を確認しました。
「時間は飛び去るものではない。私たちはそれを認識していないだけだ。」
時間は過ぎ去っていくものではない。ただ私たちがそれを認識していないだけなのだ。それは目の前を通り過ぎていくが、気づかれず、見過ごされ、記憶にも残らない。私たちは人生を忘却、不注意、気晴らしのゴミ箱に投げ捨てているのだ。
— マシュー・ディックス『Stories Sells』より